一周忌とは、故人様が亡くなってから満一年の命日に行う法要をいいます。一周忌法要では、どのようなことを行うのか。一周忌に向けた準備から、当日の流れについて、知っておくべきポイントをまとめました。
目次
一周忌法要は、一年後の命日前に
一周忌法要は故人様が亡くなった命日までに行います。一年後の命日に行うよりも、参列者の都合を考えて、一周忌手前の土曜、もしくは日曜日に行うのが一般的です。
準備は四十九日忌法要と同じ要領で
一周忌法要に向けての準備は四十九日法要の際の準備とほとんど同じです。会場が予約できない、引き出物が足りないなどが無いよう、早めに予約をしておきましょう。
事前におこなうこと
お寺さんへ法要を依頼したら、法要場所・参列者の決定を
まず、お寺さんと日程の調整を行います。お寺さんに連絡を入れて、日時の調整を行いましょう。続いて法要日と場所が決まりましたら、参列者を決めていきます。参列者は一般的に四十九日忌にお声がけした方をお招きします。お世話になっている親族と考えてよいでしょう。
会食場・食事の手配
日程を決めたら、会食場や食事の手配をします。 会食場所は近くの料理屋さんやお寺など法要会場と同じ場所か、ご自宅で行う場合が一般的です。ご自宅やお寺で行う場合は、仕出し料理を注文します。「法事で利用する」ことをと事前にお伝えください。(祝い料理と内容が異なります)
昨今のコロナウイルスの影響で、会食を行わず、折を付ける場合もございます。「折会席」「返礼品」をお付けします。事前に、お持ち帰り用の食事を手配しておきましょう。宗教家の分や、子供さんの数を確認するなども必要です。
案内状を作成します
法要の案内状を作成しましょう。食事や引き出物などがある場合は、郵便はがき、もしくは往復はがきを使用する場合があります。最近ではメールやLINEなどでお声がけするケースもあるようですが、現在では、「郵便はがき」や「往復はがき」が一般的です。
出席者の人数が決まったら、料理・粗供養品(引き出物)の手配をしましょう
供花、供物の用意
故人様が好きだったお菓子や果物をお供え物として用意します。供花は、一周忌の場合も事用生花を祭壇や仏壇に供えます。
セットプラン
自宅にて法要をする場合や、自宅にも飾り付けをしたいと希望される方は、飾り付けから片付けまでサービスを含んだ祭壇セットプランがお得です。セットですと供物生花祭壇すべて含み、祭壇のリース期間は2週間です。
お布施の用意
お布施ですが、地域や宗派によって異なりますが、相場として一周忌法要のお布施は3万円~5万円ほどとなっています。また僧侶を自宅にお招きする場合はお車代も別に5千円~1万円ほどをお渡しする場合があります。不安な場合は、住職に伺ってみてもよいのですが、直接聞くのは・・・という場合にはアイホールいとうにお問い合わせください。
バス、タクシーの手配
必要な場合はバス、タクシーの手配もしましょう。参列者が自家用車中心であっても、飲食がある場合などは、バスやタクシーを手配します。比較的集まりやすい場所や、直接現地で移動がない場合の法要でしたらバスやタクシーは不要です。
当日の流れ
法要の流れはお寺さんによって異なりますが、ここでは一般的な法要の流れをご紹介させていただきます。
施主・参列者着座
僧侶が来るまでに式場にて着座します 。一般的には故人様から近い方から前から座っていきます。また当日は余裕をもって集合時間の15分~30分前には到着しておくよう早めに出られるとよいでしょう。
開式
僧侶が入場し、式がはじめられます。
読経・焼香
僧侶による読経が行われます。しばらくすると焼香となりますので、焼香を行います。焼香
は施主を先頭に順番に行います。
法話
読経が終わると、僧侶の法話があります。終了したら、施主の挨拶で法要を終了します。法話とは、お寺の住職様から仏教の教えに基づいた話しを、わかりやすく説き聞かせることを言います。
閉式
司会進行者は特にいませんので、施主もしくは僧侶が閉式の声掛けをします。施主の挨拶は、この場で行うか、会食の前のいずれかで行います。
墓参り
閉式後参列者全員で、墓参りをします。お墓に供える花、お菓子を持参します。お墓が遠い場合や、真夏日・寒期には、法要前や会食後にお墓参りすることがありますが、その際は家族親族の代表者が行います。
法要後の会食
会食では、まず初めに喪主の挨拶を行ってから会食が始まります。施主は参列者に挨拶を行います。引き出物は参列者の御席においておきます。
僧侶へのお布施とお車代について
法要後にお渡しします。ただし会食に出席されない場合は持ち帰りの食事か、または御膳料を用意しておくとよいでしょう。
一周忌の引き出物と金額
返礼品を用意する
法要に参列して頂く方への返礼品を手配します。四十九日忌では、参列者から、御仏前(法事の香典)が供えられますので、出来ましたら2種類の返礼品を用意いたしましょう。
一つは、故人から(表書きを「忘れな草」)の返礼品。もう一つは、当家から(表書きを「志」)の返礼品として、2種類用意することをお勧めしています。
よくお選びいただく返礼品
一周忌の返礼品では「タオル」「洗濯洗剤」「台所洗剤」「調味料」など、ご家庭で使用する品が多く選ばれているようです。また「お茶」「海苔」「お菓子」なども人気です。
最近は、グルメギフト券、クッキーやバウムクーヘンが人気です。香りや食器などは、好みが分かれますので、選ぶ際には慎重にしましょう。
返礼品の金額の目安
香典返しと同様に、いただいた御仏前の2分の1が目安です。出来ましたら2つの返礼品を用意いたしましょう。返礼品は、故人からのお返し(表書き「忘れな草」)と、当家からのお返し(表書き「志」)、2つずつご用意することを勧めています。
まとめ
一周忌は大切な故人様を偲び、冥福を祈る大切な日です。大切な故人様の一周忌に向けて準備を進めていきましょう。いとうでは一周忌のサポートをしております。お気軽にお問い合わせくださいませ。詳しくはこちらからお問い合わせください!